―岡山・兵庫の戦国史と新古今和歌―

日記・記録など

室町中〜後期にかけ、公家や幕府関係者が書き残した日記です。これまた、本屋さんでは入手困難な状況です…。

『蔭凉軒日録』　(増補　続史料大成）　季瓊真蘂ほか・著　　臨川書店

相国寺鹿苑院にあった蔭凉軒の主が書き留めた日記。蔭凉軒主はときの足利将軍の政治顧問として活躍したため、日記中には戦国初期の室町幕府関連記事がたくさん載っています。15世紀後半の政治史・芸能史・禅宗史全般を知るための最重要史料です。室町時代を本格的に研究する方は、必ず一度は目を通すことになるでしょう。実は、蔭凉軒主になった季瓊真蘂が播磨上月氏、その後継者の亀泉集証が美作後藤氏の出身で、ともに赤松一族・家臣の出です。当然彼らと赤松氏との親交は深く、日録のほぼ全編にわたって毎日のように赤松関係者の記事がみられます。戦国前期の赤松氏、とくに政則とその家臣団について知る上でも最重要史料といえます。当ＨＰでもフル活用させて頂いてます(笑）。

まだまだあります。そのうち追加していきます…。

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